身長・体重・腹囲・体脂肪などを測定し、肥満ややせすぎなどを調べます。肥満は生活習慣病の大きな原因のひとつです。太りすぎに注意しましょう。ただし、ムリなダイエットは貧血や便秘、体力低下などを招きますので注意してください。
肥満の程度を知る
1. BMI(Body Mass Index)を算出する
判定基準 | やせ | 標準 | 軽度肥満 | 肥満 |
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BMI値 | 18.5未満 | 18.5~25.0未満 | 25.0~30.0未満 | 30.0~ |
※やせている方は判定B、軽度肥満以上の方は判定Cとしています。
2. 腹囲
おへそ位置周りが、「男性:85㎝以上、女性:90㎝以上」 の場合、内臓脂肪が100㎠以上と想定されメタボリックシンドロームの第1歩です。 →詳しくは特定健康診断参照
3. 体脂肪率
右の体脂肪率判定表を参照してください。
(クリックで拡大します)
血圧測定
収縮期血圧 (最大血圧) | 心臓が収縮して動脈に血液を押し出すときの血管内の圧力です。 |
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拡張期血圧 (最小血圧) | 心臓が拡張して血液が心臓に戻るときの血管内の圧力です。 |
血圧は、心臓から送り出された血液が全身を循環するために必要な圧力です。
血圧が高くなると血管を傷つけやすくなるため、高血圧の人が心筋梗塞をおこすリスクは普通の人の2~3倍になります。高血圧は、一般的に自覚症状がありません。
そのため気がつかないうちに動脈硬化が進み、脳卒中・心臓病・腎臓病・網膜の障害(眼底出血)など様々な合併症が発生してくることがあります。
高血圧症の治療は、これらの合併症の予防が目的です。従って、血圧が高い場合は日頃の生活習慣を見直し、必ず医師の指導をお受けください。
また、測定時の体調・ストレス・環境などの条件によって、血圧値は変動します。一度の測定だけで判断せず、定期的に測定することが重要です。
※ 医師・看護師の白衣を見て過度に緊張し血圧が普段より高くなることを白衣高血圧といいます。測定の前には目を閉じて深呼吸をするなどしてリラックスしましょう。
内科診察
聴診器で心音や呼吸音などを聴いたり、視診・触診で眼・皮膚や甲状腺などに異常がないかを診察します。
心雑音があっても、判定がBであれば機能性のものなので特に心配はありません。判定がE1の場合は心臓超音波検査等の精密検査が必要です。
また、心拍不整でE1の場合は24時間ホルター心電図等の精密検査が必要です。