ご存じですか?サルコペニア
医療法人社団 こころとからだの元氣プラザ
健康支援部 管理栄養士
(元氣プラザだより:2024年3月号)
「サルコペニア」とは、ギリシャ語のサルコ(筋肉)とぺニア(喪失)を合わせた造語で加齢とともに筋肉量が減り、かつ筋力が低下していく現象を指します。年齢を重ねるにつれて基礎代謝が低下し、若い頃に筋肉だった部分が脂肪へ置き換わってしまうことから、体型は大きく変わらないものの筋肉量が減り脂肪が増えてしまう「サルコペニア肥満」が40代以降の方に意外に多く見受けられます。「サルコペニア肥満」は運動機能の低下と生活習慣病の両方のリスクを持つことから、メタボリックシンドロームよりも疾病のリスクが高まる危険性があり、現代の寝たきりや要介護の原因となっているともいわれています。
太ももの太さは若いころと同じだけれど・・・
外から見ると同じくらいの太さですが、
断面を見るとサルコペニアの人の太ももは筋肉が少なく脂肪が多くなっています。
将来、足の筋力低下による「寝たきり」を防ぐために大切なことは・・・
バランスの良い食事
主食(炭水化物)、主菜(たんぱく質)、副菜2品(野菜・海藻)
を揃えたスタイルが理想です。
筋力トレーニング
1日10分や5分×2回など、細切れでもOK!
毎日が理想ですが、今よりも増やすことが大切です。
自宅や職場でサルコペニア予防
サルコペニア予防のため、自宅や職場のスキマ時間でできる運動をご紹介します。
ご精読ありがとうございました!