認知機能検査 2種類を2024年5月より開始します
2024年5月7日より、人間ドックのオプション検査として、新たに2種類の認知機能検査を導入します。
1. アドバンスド脳ドック
人間ドック オプション料金 49,500円 (税込)
頭部MRI・MRA検査時に追加撮影した海馬領域の画像から海馬体積を解析し、
認知機能テストの結果を組み合わせて、生活習慣改善のアドバイスを含んだレポートを提供します。
(頭部MRI・MRA検査 38,500円 を含みます。
既に脳ドックコースまたは頭部MRI・MRA検査オプションをお申し込み済みの方は、差額11,000円にてお受けいただけます。)
2. MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査プラス
人間ドック オプション料金 24,200円 (税込)
血液検査で、認知症発生原因となる老廃物を排除する機能をもつ物質の量と、
血管の損傷・炎症に関連する物質の量を調べ、将来のMCIリスクを統計学的に判定します。
1. 2. とも事前のご予約が必要です。
人間ドック結果報告書とは別送でのご報告となります。
※既に認知症と診断されている方はお受けいただけません。
※これらの検査は認知症と診断するものではございませんので、予めご了承ください。
※ご所属の健康保険組合様や事業所様との契約により、料金等が異なる場合があります。
1.アドバンスド脳ドック
頭部MRI・MRA検査と合わせて、記憶や学習にかかわりの深い「海馬」領域を撮影し、AI(人工知能)が海馬体積を解析します。
また、当日に当院でご用意するiPadにて、認知機能テストを受検いただきます。
これらの結果を合わせて、同世代との比較や脳にいい行動のヒントを含む専用のレポートを提供いたします。
近年、一定強度の運動持続や学習、読書など、脳への刺激を与えると、神経細胞の新生が促されるという脳の可塑性(かそせい)も期待されています。
定期的に海馬体積と認知機能を測定して経年変化を追うことで、脳に良いライフスタイル・行動への意識付けにつながります。
対象となる方、注意事項
人間ドックで頭部MRI・MRA検査をご受診される方
※体内に金属(インプラント、心臓ペースメーカー、人工内耳等)がある場合や閉所恐怖症の場合は、受診できない可能性があります。
※脳の形態に影響を及ぼす疾患や治療歴(外傷、手術痕、脳梗塞、脳出血、水頭症等)がある場合は、正確に解析が行えない可能性があります。
2. MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査プラス
脳内の血管の損傷や炎症、アミロイドβの蓄積が重なると、神経細胞が破壊され、認知機能が低下しアルツハイマー病に移行するといわれています。
この検査ではこれらの病態進行に関わる「栄養系タンパク質」「脂質代謝系タンパク質」「炎症・免疫系タンパク質」「凝固線溶系タンパク質」の血中量を測定することで、将来 MCIになりやすいか、また既にその可能性があるかが分かります。
病態が進行してからの対処は困難ですが、MCI(軽度認知障害)の段階であれば適切な予防によって、健常な状態に回復したり進行を遅らせたりすることができます。
ご自身の現在の体質・リスクを知り、脳や血管に優しい生活習慣を目指しませんか。
注意事項
※自己免疫性疾患、急性炎症、肝硬変、先天的脂質異常の方は、検査結果の数値に影響が出る場合があります。
検査結果報告書に同封いたします小冊子「認知症予防マニュアル」や Webサイト「認知症予防習慣」 も合わせてご活用ください。